米子湯
この米子湯へはホテルに大きな浴槽の風呂がないからでも、ホテルのすぐそばにあったからでもなく、『MBS・ちちんぷいぷい』で絵本作家の長谷川義史さんが浴室の壁画に大山の絵を描いたことを紹介しているのを観ていて、折角ならぜひこれを見てみようと訪れただけである。
老舗の銭湯ながら、外観からそれをうかがわせる要素は全くと言っていいほどない。
強いて言うなら、今風の銭湯は郊外に大きな駐車場を構えて大規模なスケールでされていることが多い中、ここは街の真中にあることくらい。
建物だって、立派に今風。
ところが、引き戸を曳いて一歩中に入ると、あっけにとられた。
玄関を一歩入るとこんな感じ
男湯側から女湯側を見る
鼻を突き合わせたかのような細長い土間があり、その真ん中に小さく四角い穴が開いていて、その奥に店主がこちら向きに座っていた。
これが番台らしい。
かなり変わっているように見えたが、実はこれまでにこれほど街中にある、それも老舗の銭湯には行ったことがなく、そういう意味では免疫がないので、どれが本来の姿なkのかよく分からない。
横長の細い土間の両脇にスチール製の下駄箱があり、番台で料金を支払うと(350円)、このカギをと引き替えにもう一つ中にある脱衣場のロッカーのカギをくれる。
手首とか足首にでも結える蛇腹の付いたヤツ。
このシステムは今風で辛うじて理解したうえ、次の引き戸を開けると脱衣場。
ここからが長谷川氏の匂いがプンプンする雰囲気となっていた。
いきなり匂いがしてきた
お品書きも長谷川くん作らしい
長谷川義史くん作
浴室をみれば湯気の中に目当ての壁画が見えた。
浴室の壁画
もちろん男湯のものなので女湯は未確認
大山を顔に見立てたユーモラスたっぷりのテレビで見たとおりの絵だった。(←当たり前)
(女湯の絵は弓ヶ浜から見た大山のようです)
何度も画像撮影にチャレンジしたがモクモクと湧く湯気には勝てず、銭湯っぽい画像しか撮ることができない。
裏を返せば、この方がいかにも本物っぽく、これでいいのかもしれない。
米子駅前で宿泊のある方は一度立ち寄ってみてはいかが。
ただし、アメニティーは一切なし、店主もぶっきら棒で愛想なしながら銭湯としての雰囲気や清潔感は問題なし。
とか言って、自身も次の米子泊の際も再訪しそうな気がする。
何てったって、大きな湯舟は気持ちイイもんな~。
今回の旅での唯一のお土産 米子湯のタオル
夜の米子駅前の様子
翌日の伯耆大山BCはこちら
HPは ようこそ『山のアルバム』へ
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