2013年2月11日

10/02/13 伯耆大山

パタゴニア

鳥取のY君と伯耆大山に行ってきました。


山頂避難小屋入口

主目的は滑走でしたが、二度目のターンでワイヤーが破断するアクシデントに見舞われ、今シーズン当初より心配していたことががここで現実となったことで結果的に徒歩での往復となりました。

三連休の中日ということもあり、朝の冷え込みも相まって桝水~大山寺間の環状道路では勾配のきついところでスタックしている車があり、こんなところで思わぬ渋滞。

「スタックした場所でチェーン巻いたって、そりゃ~遅いでしょう。もう少し早めに巻いて準備しておかないと・・・。」

南光河原駐車場はもちろん満車。


環状道路沿いに駐車する
ココでの一番の注目は大分ナンバーのディフェンダー

モンベル前で待ち合わせたY君と合流したら、ずいぶん桝水寄りながら、さきほど見つけていた道端の駐車スペースまで戻り駐車。

夏道の登山口まで行くことは避け、ここから夏道に向けシール歩行で直接ハイクアップする。


夏道を見上げながらのシール登高

静寂の中、ブナを縫って歩けるので意外と穴場。

傾斜もきつくなく、スノーシューハイクに打って付けのポイントかも。

2合5勺付近で夏道と合流したらツボ足に。


4合目付近

5合目でアイゼンを履き、5合5勺付近で灌木帯を抜けるとともにガスの中を山頂まで歩く。

風はあるものの、そう強くないので助かる。


7合目付近

これから桝水方面へ滑るという陽気な山スキーヤーたち
8合目上部で


避難小屋前にて

このままピークに達するも、どこが山頂かも判らない状況で小屋に逃げ込みブレイク。


この辺りに山頂石碑があるはずなんですが・・・

こんな時こそ避難小屋の存在が有難い。

しばらくしてもガスは晴れず、スキーを担いだままでドロップポイントを模索しながら下る。

視界は数メートル程度なので滑り出せないまま高度を下げる。

「せめてこの辺りから。」
と目星を付けた6合5勺付近で滑走の準備をして滑り出したはいいものの、次の瞬間

「ブチっ。」という音とともに右スキーが足から外れた感触。

「何でこんなところでビンディングが外れるネン。まだ二回目のターンやん。」

と思ってリーシュで確保されたスキーに目をやると、見事に破断したビンディングのワイヤー。

今シーズン当初より心配していた「ビンディングの不具合」がここで現実のものとなってしまった。


見事なまでに断絶したワイヤー
下山後、写す

ただ、モノは考えよう。

初っ端のシール歩行時ならその後のモチベーションがどうなったかも知れないし、最悪、沢の途中や、もっと下方のトレースから遠くかけ離れた場所でこんな事態が起ころうものなら、きっとラッセル地獄に苦しみ、余計な労力を使ったに違いない。

同じアクシデントに見舞われるなら、最善の場所だったようだ。

『転ばぬ先の杖』

メンテナンスも大事だがツールの刷新はそれ以上だと感じさせられた。


6合目

片足で滑るほどの腕は持ち合わせておらず、結局、スキーを背中に背負ったままの大山登山となってしまった。

一方、同行のY君は無事、パウダーを元谷へと滑れたものと思いきや、彼は彼で滑走時はガスと寡雪、また下山後の長めの車道歩きにやや参り気味に見えた。


鳥居や石碑のあるところに下山

下山後、博労座・大山自然歴史館で開催されている『大山の四季写真展』に足を運んだ。


自身の写真はウェルカム・ボードに飾ってあった

折角ながら、どこかの山岳会が貸し切りで講習会を行っていて全部の写真を見ることができなかったが、幸い自身のものは入口に展示してあったお陰でなんとか見ることができ、かろうじてたずねた甲斐があった。

HPは ようこそ『山のアルバム』へ

telemark ski, エクスペディション(日帰り以外の山行), 伯耆大山,

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